会社概要 | 呉羽(常熟)ふっ素材料有限公司

呉羽(常熟)ふっ素材料有限公司


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呉羽(常熟)ふっ素材料有限公司(略称KFPC)は、2012年1月設立、登録資本6000万米ドルの、呉羽(中国)投資有限公司が投資建設した高性能フッ素樹脂生産企業である。第一期プロジェクトは年産5000トンのポリフッ化ビニリデン(PVDF)で、2014年4月正式に竣工、生産を開始している。


会社は江蘇省常熟新材料産業園区内に位置し、占有面積は約9haである。生産技術および設備には、均しくクレハが擁する世界的にも先進的な重合技術および設備ならびに製品後処理技術を採用している。製品は主に太陽光電池バックシートフィルム、リチウムイオン二次電池、高性能エンジニアリングプラスチックならびに水処理用中空糸膜等の領域に利用されている。製品マーケットは主に欧米・アジア、特に中国市場向けである。


株式会社クレハは、1944年に創立され、1949年東京証券取引所に上場、グループ本部は日本の東京都に位置し、目下世界10か国以上に40余りの企業を有している。クレハグループは、特殊化学品および樹脂製造をメインとする国際的なグループ会社であり、高機能新材料、医薬および農薬、高バリア包装材料といった三大分野のコア事業を中心として、炭素繊維・炭素材料等のコア技術と製品を擁し、また世界でも数少ないポリフッ化ビニリデン(PVDF)樹脂の製造メーカーで、当該製品は太陽光電池バックシート、水処理中空糸膜、リチウムイオン二次電池等の領域に広く応用され、そのなかでもリチウム電池の正・負極バインダーへの応用ではグローバルマーケットにおいて50%のシェアを占めている。


呉羽(常熟)ふっ素材料有限公司は、クレハグループKFシリーズ製品の海外における最大の生産基地として、いわきのマザー工場から受けている技術・生産・品質等の全面的なサポートの下、広範なクレハKFシリーズ製品ユーザーに対し最良の製品とサービスを確実に提供していく所存である。


中国政府が自然環境保護を唱道し、新エネルギー自動車・太陽光関連産業を大いに発展させるという時勢の下、クレハグループは将来の中国市場の発展を見据え、常に製品の革新を図り、中国とともに発展を図っていく。